【アストラエアの白き永遠】全ルートクリア後感想
プレイ期間5月3日〜16日
プレイは基本夜中に4〜5時間かけて
【前置き】
フェイバリットのファンにも限って2014年に発売したアストラエアの白き永遠をプレイしたのが今頃になってしまいました。
いろとりどりのヒカリが発売された頃からエロゲから離れていましたが、先月プレイしたさくら、もゆ。によってめでたく現実に戻って参りました。
アストラエアの白き永遠はFDにあたるfinaleがありますがこちらはまだ未プレイ。
本編が終わったのでとりあえずそちらの感想を書いていこうと思います。
とはいえ、グランドエンディングの雪々についてがメインになります。
【感想】
全体の雰囲気や印象、キャラの感じは星空のメモリアに似ていますね。懐かしさを感じます。もちろんライターさんが違うのでいろとりどりのセカイやさくら、もゆ。とは異なるので単純に比較は出来ません。
キャラクター
ヒロインが幸を除いて6人と少し多いです。
雪々
今作一番のお気に入りです。
可愛すぎて久々にガチ恋しました。フェイバリットロリっ娘ヒロインの中でも文句なし1位です。
落葉
出来すぎた面倒見が良いダメ男好き
知りません!のくだりはついつい笑ってしまう。他にも寝ぼけてりっくんの部屋に入ってきたりと可愛らしい一面がありました。
妹の葉月も姉に似てしっかりものかつ可愛いので人気があるのもうなずけます。
ボケにもツッコミにも回れる万能型。
登場するだけで安心感があります。ひなた含めての絡みが面白かったです。
ただ陸の妹であるという設定は無理を感じたとまではいきませんが必要性を感じませんでした。
ストーリー
ルーンという能力とそれを授かったエルフィンという存在をベースに家族愛や友達との絆がひとつのテーマだと感じてます。
ルーンはエルフィンそのものを現していて非常によく考えられており、結構種類がありワクワクしました。異能力バトルとは違うので注意。
ただバトル描写もありますが毎回りっくんが手を前に出して風を起こすだけで単純な描写なのが少し残念。
共通ルートは組織メンバーの絡みや幼稚園組との絡みが面白く、特にひなたが良い味出してました。ルーンの暴走を解決しながら話は進んでいったり各ヒロインの謎や問題点がちょこちょこ出てきます。
フェイバリット作品の共通ルートは長いと言われる方が多い印象ですが私にとっては初作品がフェイバリットともあってそこの所は全く気になりませんしグランドエンディングは終始息のつまる展開なので笑って見られる貴重な時間です。
しかし、非常に残念なのがメインヒロインである雪々の登場が圧倒的に少なすぎる!!
これは他の作品もやっているから分かることですがこれには苦言を呈したい。
主人公と昔から知り合いなのはどの作品も変わりませんが常に寄り添っていました。雪々がいつも見守っていたことには変わりませんが登場回数が少なく、した時も過去話であることが多かったです。
個別ルートですが
正直、雪々と幸の魅力が強すぎて全ては彼女らのためにプレイしたと言っても過言ではないです。
まず陸が橘家で暮らすという設定がどうにかならなかったかなと思います。
局長の存在が最初から最後まで不快だったのもマイナスです。落葉ルートはこの局長含めた家族愛を描いたものなので私にとってはいらなかったと思います。
一夏ルートも美晴は重要な立ち位置にいますが正直一夏ルートを描くなら雪々の方により力を入れて欲しかったです。一見一夏は明るく第一印象も良いのですが彼女にシリアスは似合わないので進めるのが苦痛でりっくんへの好きが少し怖かったです。
そして個別ルートに共通して言えますがシリアスシーンまできてボケを頻繁に盛り込まなくてもいいとは感じました。冷めないようプレイヤー側にコントロールを強いるのはちょっと億劫です。
特に大神とうさうさことなぞの生き物の存在の不快指数はかなりのもの。
やっとたどり着いた雪々ルートでシリアスに入る前の貴重ないちゃいちゃをこの謎の生き物は台無しにしてくれました。雪々ルート後半どっかに行ったと思ったらちょくちょく登場したりと本当に存在意義が分かりませんでした。
そして雪々ルートですが、報われるまでが本当に長いです。途中で明るい展開やニヤニヤ展開もあるのですが裏で雪々が悩んでいるが垣間見えるので不安でたまりませんでした。
雪々がいなくなる展開は本当に辛いです。
もはやこの儚さの表現はフェイバリットのお家芸ですね。
攻略対象ではありませんが幸お姉ちゃんの魅力も半端ないです。
お姉ちゃんキャラなんてありふれていますがなんというか格が違うんですよね…
母性も同時に感じさせる無敵キャラです。
そして他ヒロインでは落ちる台詞でも通じないのもまた手強いですね。
この雪々ルートでは幸お姉ちゃんの存在や
雪々、ルーンとは一体なんなのかが描かれ理解も出来ました。
ただ、ルーンを雪々に還元した後の流れがよく分かりにくかった印象です。
雪々が引目を感じていた幸の方の問題は解決したのは理解出来るのですが雪々の春が迎えると消えるというのがみんなから見えなくなるだけなのか本当の死を意味するのか、後半に雪々が疲弊していた理由がなんなのか陸とキスをすることで命を分け合った?
ラグナロクを発動し、その場にいた陸のルーンが何故還元されないのか、その後に雪々は陸のルーンとなったみたいな話が出てきて物語としての納得を付けずらかったです。
その後陸が死にそうになるのでおそらく命を分け合ったのだろうとは思いますがそれでは分け合い助け合おうと誓った意味がありません。
一人で抱え込む展開、それも雪々が抱え込まなくなったら陸が抱え込みすれ違いいつまでも本当のハッピーエンドにはならない展開なんてとこにもフェイバリットなんだなと感じる点ですね。
そんなこんなも幸お姉ちゃんが力になってくれたんですよね。
だからこそ悩んでる側の心情にスポットを当てて詳しく描いて欲しかった。後からこうだったんだよも理解は出来るが話の設定が面白いだけに、だからこそ他キャラを削ってこのルートに力を入れて欲しかったです。
ラストはようやく二人が報われ始めるのかなってところで終わりです。
幸お姉ちゃんの攻略も含め、finaleをプレイする他ありませんね。
ここをこうしたらいい、などと個人的な意見ばかりのマイナスな点ばかり目立ちますが作品が好きだから出てくる思いであり、プラスの評価はしっかりと心の中にありますのでご容赦を。
音楽やイラストに関しては言わずもがなトップレベル
シナリオも設定や家族や友達との絆が描かれており、なによりキャラクターが優しいのが魅力
マイナス点は一部必要なかったのではと思うキャラが多数居たのと終盤の疑問点の説明の仕方が分かりにくかった点だけです。
なにより雪々が可愛すぎて辛い。
幸お姉ちゃんも同じくらい好きです。
この2人に支えられた点が多かったですが
自分の中では86点…くらい?
キャラの魅力だけで100点ぶち抜いてはいるのですがバランス壊れるほど評価に組み込んでいいものなのか悩ましいですね。
まだfinaleの方もありますし、また雪々や幸に会えるのが楽しみです。