猫屋敷

美少女ゲーム 漫画 小説について個人的な感想を書き殴ると同時に布教も出来たらと

【アストラエアの白き永遠】全ルートクリア後感想

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プレイ期間5月3日〜16日

プレイは基本夜中に4〜5時間かけて

 

【前置き】

フェイバリットのファンにも限って2014年に発売したアストラエアの白き永遠をプレイしたのが今頃になってしまいました。

いろとりどりのヒカリが発売された頃からエロゲから離れていましたが、先月プレイしたさくら、もゆ。によってめでたく現実に戻って参りました。

アストラエアの白き永遠はFDにあたるfinaleがありますがこちらはまだ未プレイ。

本編が終わったのでとりあえずそちらの感想を書いていこうと思います。

とはいえ、グランドエンディングの雪々についてがメインになります。

 

【感想】

全体の雰囲気や印象、キャラの感じは星空のメモリアに似ていますね。懐かしさを感じます。もちろんライターさんが違うのでいろとりどりのセカイやさくら、もゆ。とは異なるので単純に比較は出来ません。

 

キャラクター

ヒロインが幸を除いて6人と少し多いです。

雪々

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今作一番のお気に入りです。

可愛すぎて久々にガチ恋しました。フェイバリットロリっ娘ヒロインの中でも文句なし1位です。

落葉

出来すぎた面倒見が良いダメ男好き

知りません!のくだりはついつい笑ってしまう。他にも寝ぼけてりっくんの部屋に入ってきたりと可愛らしい一面がありました。

妹の葉月も姉に似てしっかりものかつ可愛いので人気があるのもうなずけます。

 

りんね

ボケにもツッコミにも回れる万能型。

登場するだけで安心感があります。ひなた含めての絡みが面白かったです。

ただ陸の妹であるという設定は無理を感じたとまではいきませんが必要性を感じませんでした。

 

ストーリー

ルーンという能力とそれを授かったエルフィンという存在をベースに家族愛や友達との絆がひとつのテーマだと感じてます。

ルーンはエルフィンそのものを現していて非常によく考えられており、結構種類がありワクワクしました。異能力バトルとは違うので注意。

ただバトル描写もありますが毎回りっくんが手を前に出して風を起こすだけで単純な描写なのが少し残念。

共通ルートは組織メンバーの絡みや幼稚園組との絡みが面白く、特にひなたが良い味出してました。ルーンの暴走を解決しながら話は進んでいったり各ヒロインの謎や問題点がちょこちょこ出てきます。

フェイバリット作品の共通ルートは長いと言われる方が多い印象ですが私にとっては初作品がフェイバリットともあってそこの所は全く気になりませんしグランドエンディングは終始息のつまる展開なので笑って見られる貴重な時間です。

しかし、非常に残念なのがメインヒロインである雪々の登場が圧倒的に少なすぎる!!

これは他の作品もやっているから分かることですがこれには苦言を呈したい。

主人公と昔から知り合いなのはどの作品も変わりませんが常に寄り添っていました。雪々がいつも見守っていたことには変わりませんが登場回数が少なく、した時も過去話であることが多かったです。

 

個別ルートですが

正直、雪々と幸の魅力が強すぎて全ては彼女らのためにプレイしたと言っても過言ではないです。

まず陸が橘家で暮らすという設定がどうにかならなかったかなと思います。

局長の存在が最初から最後まで不快だったのもマイナスです。落葉ルートはこの局長含めた家族愛を描いたものなので私にとってはいらなかったと思います。

一夏ルートも美晴は重要な立ち位置にいますが正直一夏ルートを描くなら雪々の方により力を入れて欲しかったです。一見一夏は明るく第一印象も良いのですが彼女にシリアスは似合わないので進めるのが苦痛でりっくんへの好きが少し怖かったです。

そして個別ルートに共通して言えますがシリアスシーンまできてボケを頻繁に盛り込まなくてもいいとは感じました。冷めないようプレイヤー側にコントロールを強いるのはちょっと億劫です。

特に大神とうさうさことなぞの生き物の存在の不快指数はかなりのもの。

やっとたどり着いた雪々ルートでシリアスに入る前の貴重ないちゃいちゃをこの謎の生き物は台無しにしてくれました。雪々ルート後半どっかに行ったと思ったらちょくちょく登場したりと本当に存在意義が分かりませんでした。

 

そして雪々ルートですが、報われるまでが本当に長いです。途中で明るい展開やニヤニヤ展開もあるのですが裏で雪々が悩んでいるが垣間見えるので不安でたまりませんでした。f:id:zankokuda125:20200516045406j:image

雪々がいなくなる展開は本当に辛いです。

もはやこの儚さの表現はフェイバリットのお家芸ですね。

攻略対象ではありませんが幸お姉ちゃんの魅力も半端ないです。

お姉ちゃんキャラなんてありふれていますがなんというか格が違うんですよね…

母性も同時に感じさせる無敵キャラです。

そして他ヒロインでは落ちる台詞でも通じないのもまた手強いですね。

この雪々ルートでは幸お姉ちゃんの存在や

雪々、ルーンとは一体なんなのかが描かれ理解も出来ました。

ただ、ルーンを雪々に還元した後の流れがよく分かりにくかった印象です。

雪々が引目を感じていた幸の方の問題は解決したのは理解出来るのですが雪々の春が迎えると消えるというのがみんなから見えなくなるだけなのか本当の死を意味するのか、後半に雪々が疲弊していた理由がなんなのか陸とキスをすることで命を分け合った?

ラグナロクを発動し、その場にいた陸のルーンが何故還元されないのか、その後に雪々は陸のルーンとなったみたいな話が出てきて物語としての納得を付けずらかったです。

その後陸が死にそうになるのでおそらく命を分け合ったのだろうとは思いますがそれでは分け合い助け合おうと誓った意味がありません。

一人で抱え込む展開、それも雪々が抱え込まなくなったら陸が抱え込みすれ違いいつまでも本当のハッピーエンドにはならない展開なんてとこにもフェイバリットなんだなと感じる点ですね。

そんなこんなも幸お姉ちゃんが力になってくれたんですよね。

だからこそ悩んでる側の心情にスポットを当てて詳しく描いて欲しかった。後からこうだったんだよも理解は出来るが話の設定が面白いだけに、だからこそ他キャラを削ってこのルートに力を入れて欲しかったです。

ラストはようやく二人が報われ始めるのかなってところで終わりです。

幸お姉ちゃんの攻略も含め、finaleをプレイする他ありませんね。

 

 

ここをこうしたらいい、などと個人的な意見ばかりのマイナスな点ばかり目立ちますが作品が好きだから出てくる思いであり、プラスの評価はしっかりと心の中にありますのでご容赦を。

 

音楽やイラストに関しては言わずもがなトップレベ

シナリオも設定や家族や友達との絆が描かれており、なによりキャラクターが優しいのが魅力

マイナス点は一部必要なかったのではと思うキャラが多数居たのと終盤の疑問点の説明の仕方が分かりにくかった点だけです。

 

なにより雪々が可愛すぎて辛い。

幸お姉ちゃんも同じくらい好きです。

この2人に支えられた点が多かったですが

自分の中では86点…くらい?

キャラの魅力だけで100点ぶち抜いてはいるのですがバランス壊れるほど評価に組み込んでいいものなのか悩ましいですね。

まだfinaleの方もありますし、また雪々や幸に会えるのが楽しみです。

 

【さくら、もゆ。】クロ√完結

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ありがとうfavorite

さくら、もゆ。に登場した全てのキャラ本当にお疲れ様。

 

プレイし終わった後は人の一生を全てぶつけられた様な感覚にふわふわと。

そんな感じです。

嬉しさ、優しさ、寂しさ、悔しさ、絶望

不幸などあらゆる感情全てをかつてない複雑な世界線を絡みに絡めてその糸が解かれたその先の幸せな光景を最後にみれて本当によかった。

 

本当に本当に長かった、ようやくたどり着いた

本当にお疲れ様の言葉しか出ません。

 

もう考察なんてないです。

絡み合った糸は作中でほどかれたので。

 

(音楽)

最高ですね。

切ない系において右に出るものなし。

お気に入り はるのあしおと さくら、もゆ。

はるのあしおとは共通√でハルが戻ってきてあさひさん、十夜も含めてみんなでお花見をするシーンで流れる瞬間が最も好きです。

さくら、もゆ。もハル√ラストで流れた時は涙腺崩壊。この歌には様々な想いが詰まってますので一概にもハルの曲ではないのは知ってますけど実際に歌ったのはハルでもありますね。

 

それからましろについて

出た時から好きでした。

そして最後まで好きでした。

一目惚れってやつですね。CGが美しすぎる。

夜の公園のCGなんて幻想的すぎる。

ひとりぼっちで真っ暗な地下室やずっと時計塔にいて夜の外でもどこか不安な存在が最後に

あんな可愛いましろママで奏大雅とラブラブ夫婦とか最高にも程がありますよ。

本来の彼女はこんな子なんだと知って嬉しさ倍増です。

全体を通しては登場時間は短かったですけど

間違いなく1番好きなキャラでした!

 

あさひさんと十夜について

あさひさん、あなたは何処まで優しいんだ。

あなたの優しさに触れて何度泣かされたことか。

十夜…この妹、見た目に騙されちゃいけない。

姫織√での話辺りから声聞くだけで泣かされます。 ぷりぷりしてるの可愛い。

 

クロと大雅(ぼくの方)に関しては本当にお疲れ様。

ぼく大雅が後半登場してまさか今までクロとのやり取りとかハル√とかも全てぽっと出のモブ(作中でもそう言ってた)だったと知ってしばらく感情移入しずらく萎えていちゃってたんですよね。その分俺大雅の方が相対的に好きになって奏大雅の愛したましろがお気に入りになったって流れです。そのせいでクロが相対的に自分の中で評価落ちてしまったのも事実。

ぼく大雅の幸せを願うためましろと俺大雅のことを忘れさせようとしてた世界線もあったり。

 

でもそこから僕大雅の苦難を再び読み進めていくうちにそんなことどうでもよく思えるほどに

全てのヒロインを幸せにすると同時に代償を背負い続けてきたクロと大雅がたどり着いた最後に祝福したいです。

最後に本当にみんな幸せになってよかった。

 

お気に入りは

ましろ ハル ナナちゃん 十夜

欲張りながら多いですが魅力的すぎるので仕方ないです。

 

こんな壮絶な作品をプレイしたのでしばらくは他の作品をプレイすることは私には不可能です。ましてや細部を確認しようと思い出すために再プレイは悲しいシーンが多すぎる。1回きりだけどそれで大満足ですね!

ましろのイチャイチャはFDで永遠とみたい…

 

星空のメモリアの時みたいに音楽とCGは無限に楽しみまくりたいと思っております。

 

では

 

 

【さくら、もゆ。】ハル√完結

学園祭でのゲリラライブ辺りからぶっ通しでプレイしており明け方に完結致しました。

 

終えた時の感想は

favorite様からあなたの人生とは? 

と突きつけられました。

 

放心状態にもさせてくれない。

人生について考えさせられる。

 

嫌だ、私はずっとゆめのねどこに出入りしていずれは夜の住人として暮らしていくんだ(ガチ

 

この後クロ√が残っていますがいったん感想などを思ったままに書き殴っていこうかと。

 

ハルが夢を叶えてもらい桜の花が咲いた頃でしょうか、私はあっさりとことが進みすぎていると不安になりました。

案の定ハルは翌日自身の悪夢に殺されてしまった。

ハルも誘導の仕方が上手いですよね。あず咲先輩の後でいいから、夜の祭りの流れに乗じて大雅に桜の花を咲かせてもらいます。

しかし誘導もなにも当然ですよね、絶対に本当の夢を知られてはいけなかったのだから。

この現在のハルの夢やその代償の設定はかなり凝ってて凄く好きです。

そしてハルの悪夢と夜の世界で対峙した時はまじでビビりました。と同時にハル√が面白くなっていきます。

その後大雅とハルが何回か死んだ別の世界線で大雅は悪夢を撃ち抜き判明するハルの夢。

ここで明らかになる現在のハルの時間軸。

これより未来に幼いハルが存在する、未来の幼いハルが夜の王を倒すために集められた時間は過去。などと複雑ですが事実が判明するごとに面白くなっていく流石favorite作品。

 

大雅を励ますあさひさんの優しさには毎回ガチ泣きしてます。優しさでしかできていないのかと思うくらいですね、ほんと。

こういった夜のイキモノ達の優しさの表現はこれでもかというくらい心にきました。

何故そこまで人間達を見守り、寄り添い、幸せを願ってくれるの。

そういうイキモノだから…  崩涙

 

クロがどうしてもチラつくハルの乙女心やハルが大雅を想う心はミニハルとおじさん大雅の話で痛いほど分かりました。

大雅の隣にはクロがいて欲しいと本心から思いつつも自分もそこにいたい、いさせて欲しい。

 

後悔を克服するため拳銃でハルが撃ち抜かれ過去で選んだ電話を壊すという選択肢

そこで大雅が迎えに来てハッピーエンドかと思いきや事故で大雅は先に逝きハルは母同様の脳の疾患でほぼ脳死状態。もう本気で青ざめました。その後のハルの感情描写のところで更に泣いた(置いていかないでとかもうね…エグすぎる

 

それがまだ世界線の選択段階で見た夢だと分かった時は冷や汗ものでした。どの世界線も絶望的でそこで彷徨い続け見た夢で母親との愛の形を後悔にしないという選択肢を正常だった頃のハルの母の想いが夢見させてくれる展開を誰が想像したでしょうか。

だってハルの母はこれまで登場したシーンは全てヒステリックでマイナスのイメージで塗りたくられていたのですよ。

マイナスに振り切れてた母親との関係を愛情までもプラスに描くとかずる過ぎます。

 

ラストで他の世界線では心はあの頃と同じでも年齢は違かった。そんな年齢さえも越え二人は出会うことができた。素晴らしい結末でした。

 

しかしやはりクロが救われない。

いつだって誰かが代償を背負い大切な人を支えている。ここでもハルの母も代償を背負っています。そんな完璧じゃない物語はどこか現実世界にも似ていますね。

そんなこんながつまりに詰まった大ボリュームシナリオでした。

 

子供が描く夢と大人になり描く夢

幸せを願う猫が暮らす夜の世界と非情な現実世界

そこにはいつも犠牲があり人の想いが具現化だってする

輪廻転生

 

こんなテーマをSFチックにいくつもの世界線や未来過去の時間軸を描きつつも現実を突きつけられるかのような非情さや切なさ儚さ虚しさを表現した正に人生と言える作品でした。

 

 

他√の十夜とお友達の話なんかは涙が枯れるまで泣けました。あんなもん姫織√の序盤に持ってきたらあかんて。

 

 

 

 

【さくら、もゆ。】千和√ 感想&頭の整理

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ブランド:favorite

タイトル:さくら、もゆ。

 

今回プレイしてきたのは自分のエロゲ処女作でもある星空のメモリアを生み出してくれたfavoriteの現状最も新しい作品のさくら、もゆ。

このブランドは暫くエロゲ自体をプレイしなかった期間もあって星空のメモリアの次のタイトルであるいろとりどりシリーズ以来プレイしていませんでした。

 

最近、とあるエロゲランキング動画で

さくら、もゆ。の評価が凄く高いと目にしてプレイに至りました。

 

favoriteの作品をプレイしたことがある方はご存知の通り、ロリっ娘が目玉であるSFストーリーです。

ただのロリではありません。可愛さや愛おしさ、儚さや母性までも感じられてしまう魅力が詰まっています。

 

そんなこともあってどうしても今作のロリ枠であるクロ以外の√は軽視していました。

そこでようやく感想。

 

共通√はゆめのねどこや夜の世界という子供の頃にしか行き来できない場所に未だに出入りが可能な主人公が夜の世界で猫達の仕事を手伝ったり現実と言ったら語弊があるけど昼間(太陽の下の世界)で主人公の幼馴染と学園生活を送りながら話は進んでいったのですが、正直千和√にいつ入ったのかが全くわかりませんでした。

選択肢は恐らく関わりのないものが1つあっただけです。favorite作品はサブヒロインの√をクリアしないと真√が解放されない仕様なはず。

サブヒロインの√を誰に行くかは選べた記憶もあったような…

ともあれ最初に個別√に入ったのは主人公の後輩である千和

桜色のショートカットで主人公に意地悪されるのが嫌いな恥ずかしがり屋な女の子。

正直ロリっ娘のクロ以外の√はそうでもないと油断していましたがまさかの大ボリュームで想像もできない展開ばかりで土下座させてください。

 

ここから記憶の整理で箇条書き

 

まず夜の世界には子供しか入れない

現在出入りできるのは主人公と柊ハルだけ

夜の世界のイキモノたちは太陽の世界には出ては来れる(ただし認識は夜の世界に入れるものにしかされない)

ある時幼馴染にほのめかされ千和は犬耳メイド姿で主人公を誘惑しその後デートをし主人公に告白。主人公は幼馴染のそういった雰囲気を感じとっており千和の告白が冗談だと捉えて千和を泣かせてしまう。千和はその後学校に来なくなり、転校してしまうという噂を耳にした。

その後、千和を学校へ呼び出し学校の高台で勇気を示してくれた千和に対して勇気で答える主人公。

この時点では千和のことは好きだとは言っていない。そこから仲を戻した後主人公があさひさんから譲り受けた役割を果たすため千和との関係性を密にする必要がある。

すなわち好きとは違う理由で千和のカフェでバイトをする。いや、これはデートの前か。

高台の後、仲を戻した主人公は千和の父親に呼び出され認めてもらった。ここらへんで一体いつ主人公は千和のことを好きになったのがよくわからなくなった。

その後すぐに千和の父親はナハトという千和が子供の頃に夜の世界で育ててくれた父親に殺されてしまう。

ここから回想に

まず千和は産みの親である父と母に愛されていなかった。それは寂しさを与えることで夜の世界から寂しさを感知する不死のイキモノに攫わせることが狙い。不死のイキモノに攫われた子は自分たちと同じく不死のイキモノにしてしまう。それを食うことで自身らが不死になろうという魂胆。

ここでの登場人物は妻と娘を火事で亡くしてしまい、その命を引き換えに娘を蘇らせ自身は不死のイキモノとなったソル。

そしてソルを不死のイキモノにしたナハト。

この二人にはもともと千和という別の女の子を攫って不死にし夜の世界で暮らしていた。それを今の千和の両親に殺されたため、今の千和の両親がナハトに殺された。その頃の千和は悲しみや憎しみがなくソルに夜の世界に攫われ、そこで1年生活していた。

そこでの生活は幸せであったがある日ソルが自身の命の使い道を見つけ、外の世界で一人で生きる娘の最後を見届けるため命が完全に消え去る。それを示唆したと思った千和が自分のせいでソルが死んだ、3人の生活が壊れ、ナハトの生活さえも奪ったと思い蘇らせる方法はないかと探しているときにナナちゃんに出会い、夜の王が出現する未来へ。

すなわち、千和と他の幼馴染は時代がかなり違う。

夜の王を倒した引き換えに外の世界に持ち出せる魔法でソルを生き返らせようとしたのだったが戦いの後、ソルは今まで通りに生きていた。

それはナハトが描いた筋書きでヒトデナシの家系の人間に演じてもらった偽のソル。

もし千和がソルを蘇らせようとしたら代償として自分を生涯許せない、すなわち幸せが一生訪れなくなってしまうからだ。

千和の魔法はまだ使われていないから主人公がそれがなんなのか、または安全に持ち出せるものなのか確かめるために夜の世界へ。

そこでナハトと対峙し夜の世界への出入りを禁じられる。

なんと禁じられた出入りをクロと一緒に考え続けていた自身の夢と引き換えに可能にしてしまい、再び夜の世界へ。

この時点で主人公は夜の世界との関わりを持たなくなりクロにも会えなくなってしまう。しかも夢の代償で千和がナハトに攫われ、不死にされ夜の世界の延命にされてしまうから代わり自身が不死のイキモノになるというもの。

 

夜の世界でナハトと対話を行い

千和を生贄にするのは主人公を試した嘘だと判明 

そして千和を守っていけるか相応しいかどうか見極めていく方向で二人を外の世界に送るが、元々主人公と千和は時代の違う2人のためお互いの認識が徐々に出来なくなっていくと言う。

ナハトが外の世界へ送る代償として高校3年間の間の青春を捧げることで話が成立。

外の世界で戻った主人公は千和のことは覚えておらずやがて卒業し自分探しの旅に智仁と行っていた。

砂漠でクロからの着信を手に取った瞬間千和の存在を思い出し千和の卒業式で結婚プロポーズ。そのままエンディングへ。

そのあと体が弱い千和は子供を授かりたいのに体が耐えれない状態。しかし無理をして産んだ結果残りの命がわずかに。命の終わりが近づいたそこへ遥か記憶に無かったナハトと再会し

ナハトが千和の使われなかった夢として健康な身体を手に入れる代償を自身で受け命を使い果たした。

主人公と幸せな人生をこれからも歩めることに。

もう完全に自分用メモとして書き殴っちゃいました。

 

よかった点

共通して言えることはBGMが素晴らしい。

儚さと切なさ、優しさなどをテーマにしたBGMは抜き出てます。

リアルの世界の我々が誰でも思ったことがある感情も話の中に織り込んでいて考えさせられることがある。

千和を育てた二人の父親 ソルとナハトのキャラが非常に魅力的。

少し複雑だけど夜の世界と太陽の世界を行き来する設定やそこで生きる夜のイキモノと人間との愛が感じられる。

もう千和√というかナハト√ですねこれは。

なので千和を主軸としたナハトの感情をメインとした話だったのかもしれません。

 

微妙だった点

千和の父親(ソル)をヒトデナシの家系の青年に化粧をさせ演じさせていた点は無理が感じられ、それをそういうふうに伝えられてきたからと言って青年が惨殺されることを素直に受け入れていた点。

千和に告白された主人公が悪気はなかったとしても悪戯だと言い最悪な空気にした後、すぐに挽回するために学校で叫んだ点。その時点では好きではないと明言したのにそのあと千和を好きだといいだした点。

ナハトとの対話でもただ好奇心を満たすため事象の理由を聞くばかりで最後には少し都合の良い当たり障りのない話でナハトに認めてもらおうとしてた点。

個別√なので仕方はないが、なによりあれほど大切にしていたクロとの関係やまだ見ぬ少女との約束?を切ってしまったとこに失望しました。

なので悪いところは今のところ主人公に魅力が全くないというどころか共感しづらいマイナスな点が多々見られるため苛立ちを感じる人も少なくないと思います。話が完成するために仕方なく存在する小さな四隅のピース程度の印象でした。

 

点数つけさせていただくなら

92点です!

マイナス要素は大半が主人公です。

 

でも本命はクロ√ですしそこで掘り下げもあるだろうから期待してます。

まだ個別√は1人目なのに相当なボリュームでした。 気になってるハルやクロの√やお気に入りの十夜にもまた会えると思いますから引き続きプレイしていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

【アニメ化について】安達としまむら

安達としまむらのアニメ化自体は少し前から発表はされていました。

先日、安達としまむらの声優さんの発表がありましたので今回はアニメ化を含めたこの作品について話せたらと思います(布教も兼ねて)

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しまむらの柔らかさと安達独特の雰囲気が良く表現されてますね

 

原作はライトノベルでジャンルは百合になります。非現実的な設定は一部を除けば無く読みやすい作品かと。私はライトノベルはあまり読んだことがなくこの作品と魔法少女育成計画の2つだけです。

安達としまむらを知ったきっかけは静止画MADを視聴するのが趣味で巡回していた時に惹かれたのがきっかけです。現在、原作は8巻まで出ています。

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帯にはゆるーい日常と書いてあります。

たしかにゆるーいのは間違いないですが…

 

登場人物は

・安達

しまむら 

の2人でぶっちゃけ良いのでは(暴論

嘘でも嘘じゃない

 

 

この作品の楽しみ方は1つ

安達としまむらのやりとりにひたすらニヤニヤするだけです(まじで

他にクラスメイトの日野や永藤、謎の生物が出てきますが私はオール安達としまむらのシーンでオッケーです( ´_ゝ`)

 

この記事ではネタバレというネタバレは書きませんが、この作品は内向的な安達、人と当たり障りのないよう接しているしまむら2人の心情が丁寧に描かれておりイチャイチャ以外にも読みどころ盛りだくさんです。

とりあえずは3巻までは読んでいただきたいです。そこまで読んだならあなたはすでに続きが読みたくてあだしま成分に飢えていることでしょう。

 

そこでアニメ化についてなのですが

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皆さん感じたことがあるかもしれませんが今までの自分の中でのイメージや声が崩れるのではないかと不安ですよね。

もっと多くの方にこの作品を知ってもらいたい、でもひっそりと評価され続ければそれでいい思いがぐるぐると頭の中を巡っています(日常生活に支障をきたすレベル

 

もちろんアニメ化するのは非常に喜ばしいことですし知ってもらいたいから記事を書こうと思いました。

書きたいことは100分の1も書けてませんが後々ネタバレ込みの記事を書いていこうかと。

この2人、無理なキャラ設定とか一切されてないし普通の女子高生なんですけど吸引力抜群の人間性してます。

おっと、書き出したらキリがないのでこの辺で。

 

 

この機会に是非原作から入ってあだしまワールドを堪能してもらえたらと!

 

 

天使のいない12月【葉月真帆√】

本作2人目の攻略対象に選んだのは明るく人懐っこいのが印象的な真帆

選んだ理由は単純にそれだけ

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しかし恐ろしいことに真帆自身は純粋すぎる感情を持っているが故に他者との心の違いに触れ、やがて心が壊れていくという心を削られる√でした。

真帆√で一番印象に残ったのが物語終盤、真帆自身がセックスで得られるもの、そして心で得られるものは何もない事実にまだ若き少女がたどり着いてしまったこと。

おそらく人生をその思考にたどり着くことなく終える人が大半かもしれないのに…(主もなるほどなと納得

純粋が故に生まれたなんて残酷なんだ!

 

たしかに男と女では遺伝子レベルで本能的に求めるものが違うことを真帆は理解していたかもしれないがそれでも心のつながりを求めていた

やがてその心のつながりすらそこから得られるものがないと悟ってしまう彼女

無邪気で明るいキャラというだけで攻略対象にしてしまったのが最後

 

満身創痍です:(;゙゚'ω゚'):

 

純粋な彼女の性格とは裏腹にある意味狂気とも言える√であり、考えさせられる内容が多々ありました。

今夜は眠れそうにない…

 

天使のいない12月【須磨寺雪緒√】

前々から有名なopなどでタイトルだけは知っていた天使のいない12月

ふとしたきっかけで今回感想を書く須磨寺雪緒の存在を知り急遽購入。(主はこのパターンが多い)

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√自体はそこまで長くなく、かと言って感情移入するのが難しいほどではない。個人的にはあと1.3倍くらい長くあって欲しかった。

もっとその魅力的なキャラを見ていたいという思いからなのかな。

雪緒ちゃんは作品中でも言われてる通り感情が壊れている不思議な雰囲気のおっとり系美少女。いきなり飛び降りる間際のシーンだったりまるで感情がないような行動から謎を多く植えつけられました。

飛び降りるシーンを見せつけられた主人公はいつ彼女がまた飛び降りてしまうのかを気にして平坦だった感情は雪緒へ縛られる。

雪緒は主人公の前では死なないと言っているがそうじゃないだろ!と主人公も言った通り私も叫びました。好きだから?それは主の話であって主人公にそういった感情はなかったと思います。この、そうじゃない理由を説明するのはなかなかに難しいな…

 

しかし物語を進めていくとそれは優しくされることによって人を失うことが怖くなって押し殺してしまったが故のものと判明。雪緒ちゃんは最も人間らしい感情を抱いていたんだな…(ココ個人的に物語最重要

 

物語後半の選択肢で24日に共に死を選ぶことを決めた時、そして屋上へ上がったシーンでは私はやってしまったか… と息を飲みましたね:(;゙゚'ω゚'):

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そして二人を結びつけるリボン

雪緒ちゃんなりの愛の形?

そうでないにせよそう解釈しないと今夜は寝れないのでそういうことに。

これにはぐっとくるものがありました(言葉では説明不可能

 

私もこのような終わりを迎えられるなら…

 

それにしても屋上から飛び降りるシーンはなんでこうも美しく名作が多いのでしょうね

 

 

 

とまあ初感想ながら全てのシーンについて書いたわけではないですし時系列もやや怪しいですが作品を終えた後の頭の整理には最適なんじゃないかな。

終わった後に浮かんだのは「人間の寂しさ」でした。私は比較的純愛ものばかりプレイしたせいでお気に入りキャラのイチャイチャという形では満たされはしなかったですがこれぞエロゲ

 

久々にプレイしたせいで色々なジャンルがあることを忘れていました。

見た目、雰囲気共に好みだった雪緒ちゃん√でしたがこの作品に手を出したきっかけになったに相応しい内容でした!

結論としては雪緒ちゃんみたいな人に出会えたら… 

 

いや、雪緒ちゃんでなきゃダメなんだ!

 

また魅力的にキャラに出会えて幸せでした。

 

そんなこんなで浮かんだ感情をただ並べていきましたが他キャラの√に関しては想いが強かったものはまた書いていこうと思います。

なんせまだ1人目なもので